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弁護士の活用について
為替デリバティブ取引の被害については、誰に相談すべきなのでしょうか。
顧問弁護士がいらっしゃる企業であれば、通常は顧問弁護士に相談されると思います。ただ、医者ほど明確な専門化は進んでいませんが、弁護士にも専門分野があります。特に為替デリバティブ取引は専門性の高い分野ですので、金融取引についての理解がなく、デリバティブについての興味もない弁護士に依頼するのはお勧めできません。
金融ADRは、弁護士が通常取り扱う裁判とは若干異なる性質のものです。金融ADRで重視されるポイントを理解しないままに、通常の裁判と同じような主張を行ったとしても得られる効果は乏しいでしょう。このような点を理解している弁護士を探していただくのがよいと思います。
なお、日ごろ弁護士を利用しない企業の方は、弁護士に依頼するのが敷居が高いと思われるかも知れません。しかし、為替デリバティブ取引の問題は、放置して解決できる問題ではありません。相性が合わなければ別の弁護士を探せばいいというお気持ちで、まずはとにかく、為替デリバティブを扱う弁護士に相談していただくことをお勧めします。
